PET検査をしてからの私は、

自分なりにネットで悪性リンパ腫のことを調べました。

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ネットだと、自分が知りたい情報以上に
色々とネガティヴな気持ちになるような
悪性リンパ腫についての厳しい内容のことも書いていて、

気分が滅入る一方でした



いろんな情報をネットでみたりしているうちに、

無性に何かを書きたい衝動にかられました。



そこで、ペンとレターセットを出して、
家族や親戚に宛てて、手紙を書くことにしました。

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自分の家族のことを思い、

自分も治療途中で急に悪化するかもしれない。


そんなことを思うと、手紙を書きながら、涙が止まらず、
何だか遺書のような文章に。





親や、親族に向けての手紙はゆっくりと噛み締めながら書くことはできましたが、

子供達に向けて手紙を書こうと思うと
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いろんな思いが込み上げてきて、どうしても手紙を書くことは出来ず、

結局、子供達に宛てた手紙は書くことができませんでした。





そんな時に、たまたま入った本屋で、こんな本を見つけました

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谷川俊太郎さんは昔から好きで、

偶然見つけて手にしたのが、この本です。



中には、

詩を書いても良いし、絵も書いて良い、と
書かれていて

いろんな好きなことについて、書けるようになっているんです。



中身は、私の汚い字が書いているので、見せられませんが(笑)

そして、裏には子供達が書くスペースも
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少しずつ、いろんなことを思い出しながら
書き進めて見ましたが、

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いろんな好きについて書いているのに、やっぱり最初は涙、涙、、




好きな音楽について書いているうちに、大好きなミスターチルドレン(ミスチル)の曲が聴きたくなり、


ミスチルの曲を聴きながら、書くことに
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ミスチルの懐かしい曲と共に、

ペンを書き進めるうちに、少しずつ心が軽くなっていく感じが。




全部を書き終わる頃には、不思議と前向きな自分が戻ってきていました。



この本の最初の部分が、
1 、一番好きな言葉は何ですか?

これについて、私がこの時に書いた文章を少しだけ、



きちんと、しゃんと
これは、お母さんが病気になる直前に知った言葉で、本のタイトルでした。

私は決して立派なお母さんではなかったかもしれないけど、
あなたたち可愛い子供が元気で、楽しく生活できることを考えて、
毎日懸命に過ごしています。

あなたたちの前、お父さんの前、みんなの前では、
「きちんと、しゃんと」背筋を伸ばして、お母さんらしく、生きて生きたいです。




こんなことが書かれていました。
今、自分で読み返してみると、かなり恥ずかしいですね😂


ですが、自分が闘病しようとしている時に、この言葉の持つ力があったから、

どんな時でも、この時書いたことを思い出して、頑張ってこれたような気がします。



ですが、きちんと丁寧に書いていたつもりでしたが、

今見てみるとかなり汚い字でして、

書き直したいです(笑)



で、今気づきましたが、この本以外の家族へ宛てた手紙は、
まずは誰にもみられないようにと思い、

隠しておいたのですが、



どこに置いたか、忘れました(笑)


あの手紙は、本当に遺書のような手紙なので、

今となっては封印したい恥ずかしいことも書いたような、、

また
忘れないうちに探してみようと思います。